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口述試験対策

今年の口述試験を受ける(かもしれない)人は、そろそろ対策に本腰の入る頃かと思います。

口述対策としては、とにかく質問の回答を「口に出す」ことが重要です。
まずは「本番で聞かれそうな内容」の答えを声にする練習をしておきましょう。

#私が口述試験を受けた時には、それまで口にしたことのない単語を答えるのに不安になって、無駄に時間を使った経験があります。


方法をいくつか紹介します。

①一人でやる
一人でもできる練習は、過去問などのテキストの問題文を読み(黙読でよい)、回答を声に出してみることです。
声に出す練習としては、これだけでも十分かと思います。


②身近な人に協力してもらう
もし、家族や同僚、友人などに協力者がいれば、テキストを渡して設問を読んでもらうと、なおよいです。
「口頭で問われた内容を理解する」の練習も行えます。

練習相手が知財に詳しい場合(例えば職場の先輩弁理士など)、試験官役をやってもらえると思います。
でも、相手が知財にまったく詳しくなくても、練習相手として問題ありません。
練習をすべて録音しておき、あとから聞き返してセルフチェックすればOK。

私は、小学生の子供に相手をしてもらっていました。
ときどき100円のお小遣いをあげると、子供の方から「今日もやる?」と聞いてくるようになりました(笑)。

はじめのうちは、子供にただ設問を読んでもらい、私の答えが合っていても違っていてもとにかく次に進んでいました。
何度も相手してもらううちに、用語の意味など子供も理解するようになり、正答への誘導ができるようになっていきました。


③口述練習会に参加する
9月下旬~10月中旬にかけて、弁理士会派、受験予備校、特許事務所などが、口述練習会を開催します。
積極的に参加するとよいでしょう。

論文の合格発表の直後に申し込み受付を開始するところが多いので、事前に各会派や予備校のホームページなどで確認しておくとよいです。
すぐに定員が埋まってしまうものもあるようなので、受付開始後にすぐ申し込めるようにしておきましょう。

ただ、口述練習会はほとんどが東京開催ですので、地方の受験生には頭の痛いところです。

電話やスカイプで対応してくれる予備校もあるようですが、私は利用しませんでした。
かわりに、東京出張の予定を積極的に入れて、出張ついでに会派の練習会に行ったりはしました。

あとは、名古屋での弁理士会派の練習会に何度か行きました。
会派の口述練習会って、東京だと有料(3000~4000円くらい)のものが多いですが、名古屋は無料なのでよかったです。

参加費は、受験予備校の方が、会派や特許事務所よりも高めです。その分、指導経験の豊富な先生に見てもらえる安心感があるのでしょう。
ただ、口述練習会の目的は、多くの問題に触れて口述経験値を上げておくためかと思いますので、高いものに1回参加するよりは、安いものに手当たり次第に参加する方が効果的だと思います。
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口述試験の服装(女性の場合)

口述試験はスーツ着用と言われますが、女性の場合、「スーツ」といっても、悩みポイントがいろいろとあります。

#男性なら、「黒or紺orグレーのビジネススーツ、シャツ、ネクタイ、革靴」と決まっているので楽ですね。

私が迷ったのは、

・黒や紺ではなくベージュなどの明るい色のスーツでもよいか?
・パンツとスカート、どちらがよいか?
・ジャケットはノーカラーやスタンドカラーでも問題ないか?
・ジャケットの中は、シャツの方がよいか、セーターやカットソーでもよいか?
・靴はヒールパンプスでなくてはダメか?ローヒールのレースアップシューズとかブーツも可か?

などなど・・・

そこで、同様の悩みを抱える女性受験生のために、2017年の口述試験で見かけた女性受験者の服装を書いておきます。

#ちなみに、2017年の口述日程は、台風直撃とまるかぶりだったため、もしかすると「フォーマルさよりも防水対策を優先した」という方もいらっしゃったかも。


オーソドックスなのは、リクルートスーツっぽい黒かダークグレーのスーツに白シャツ、肌色ストッキング、黒パンプス。
若そうな人はだいたいこれです。
(たぶん、就活で使ったスーツを活用されているのでしょう。)

でも、黒ストッキングの人も何人かいたし、パンプスではなくブーツの人もいました。
(これは天候のせいかもしれない。レインブーツだったのかも・・・!?)

また、上下セットのスーツではなく、きれいめスカート+ジャケット、のスタイルの人もいました。
色は黒っぽいものを着用している人が多かったです。
(黒、紺、グレー、カーキ、濃茶あたり。目立たない程度の柄物を着ている人も。)

インナーも、白シャツに限らず、セーターやカットソーの人もいました。
遠方から泊まりで行く人は、持ち運び中にしわになりそうな服は避けて、カットソーにするのもよいかもしれません。

以上、
女性の服装はOKの範囲が広そうです。

パンツスタイルの人は見かけなかったように思いますが、別にパンツでも問題なさそうな雰囲気でした。


ちなみに私は、グレーのノーカラージャケット+スカートのスーツ、白のカットソー、肌色ストッキング、黒ローファー、でしたが、特に周りから浮くこともありませんでした。

なお、雨でずぶ濡れになったストッキングをはきかえようと、ホテルのスタッフさんに着替えられる場所を尋ねたところ、「結婚式の参列者でないなら、化粧室で着替えてください」とトイレを案内されました。
更衣室はダメだそうです(泣)。

H30年 論文選択試験終了

一昨日(7/22)は、弁理士試験の論文選択でした。
受験された皆さま、お疲れ様でした。

私が選択試験を受けたのは2016年です。
(ちなみに、科目は民法です。)

試験終了後、twitterやブログで感想を書いている人がいないか探したのですが、情報がほとんどなく、自分ができたのかどうかもよくわからない状態でした。

短答試験は受験者数が多いので、受験者がtwitterなんかで手ごたえを呟いているんですよね。
論文必須になると数が減りますが、それなりには見つけられます。
しかし、論文選択は「ほぼ無し」といっていい感じでした。


唯一の手がかりは、TACの弁理士ブログ。
民法講座の田畑先生が、本試の解説をされていました。

それを見て、私は「あー、だめだ・・・」と思いました。

なぜなら、設問(2)で私が書いた答案は、田畑先生の解説とは真逆だったからです。

設問は、「・・・連帯保証債務の履行請求を拒むことができるか。」というものです。
私は「拒むことができる」と書いたのですが、結論は逆でした。
なぜ逆に解答してしまったかというと、判断の根拠となる判例を知らなかったからです。


しかし。

この年、私は「84点」で民法に合格しました。

結論が逆になるのは致命的かと思いきや、そうでもないのですね。

「法の基本を押さえて、論理的に考え、自分の考えを筋道立てて説明できるか」が重要なのであって、「判例を知っているか」はあまり重要ではないみたいです。




青本の入手方法、使用方法

「工業所有権法 逐条解説」(通称「青本」)は、弁理士試験の勉強には必須という位置づけになっています。

はたして、皆さんどのように入手し、活用されているのでしょうか。


青本を入手するには、製本版を買う方法と、特許庁のホームページからPDFをダウンロードする方法があります。

青本は2,000ページを超えるボリュームなので、製本版は重くて高い(8000円超)です。
PDFだと無料だし、データ容量が大きいとはいえ、今どきのネットワーク事情ならダウンロードに特段の困難はないでしょう。

ということで、PDFで入手するのが楽です。


しかし、使い勝手の面では、正直PDFはイマイチです。

情報検索もしづらいし、縦書きレイアウトは多くのPDFビューワーソフトと相性が悪いです。
左から右へ、あるいは上から下へとページを進めるビューワーが多く、右から左へ読む縦書きPDFは読みづらいです。

また、PDFだと書き込みもしにくいです。

私はダウンロードしたPDFをiPadに入れて使うつもりでしたが、上記のもろもろの理由で断念しました。


一般的には、製本版を購入し、裁断して法域ごとに分割して持ち運ぶのが推奨されているようです。
たぶん、これが一番使い勝手がよいと思います。


私はというと、製本版を買うお金をケチって、PDFをプリントアウトして使いました。

前書きや目次などを除いた本文ページのみを、A4用紙1枚に4ページ割り付けて、両面印刷で印刷します。
割り付け印刷にしても200枚以上になるので、職場のプリンターを占拠するのが気が引けて、何日かに分けて作業しました。

2017年3月に20版がリリースされた直後から、「数10枚印刷して読む」→「読み終わったら次の数10枚」を繰り返して、2か月くらいかけて全ページ制覇しました。


# ちなみに、青本は通しで読む必要は別にありません。
 私は、2017年は口述のみ受験予定だったので、春には時間に余裕があり、一応全ページに目を通しました。



PDFから印刷するのは、青本を買うお金は節約できますが、印刷したりファイリングしたりと結構時間がかかりました。
時間を節約したい人は、さっさと製本版を買ってしまった方がいいかも、とも思います。

基礎を固める勉強法

知財とは関係ない話ですが、先日知り合いから、中学生の子供の勉強について悩んでいると相談を受けました。


「子供が学校の数学についていけなくなってきて、塾にも通わせてるけど塾の進度も早くてついていけないんだよね。」

ふむふむ。それは大変だねー。
塾が合ってないんじゃないかな?

「何とかしたいと思ってるんだけど、どんな参考書を買えばいいと思う?」

えーーー!!
現時点ですでにキャパオーバーなのに、新たな参考書に手を出してどうする!!


以下、まじめにアドバイスしました。

・塾は即刻やめなさい。時間とお金の無駄。

・まずは「学校の授業についていく」を目標に、学校の予習と復習に専念し、その他の教材には一切手を出さないこと。
 予習、復習のサポートとして個人指導塾に行かせるか家庭教師を付けてもよいが、とにかく使うのは学校の教材のみ!

私は、上記のやり方でいいと確信しているのですが、その方は半信半疑のようでした。

つまり、「今まで理解できていないのは学校の教科書や塾のテキストが難しすぎるからであって、もっとわかりやすい参考書を買えばわかるようになる」と、本気で思っているらしいのです。


私の考えですが、
基礎を理解するもっともよい方法は、「基本の1冊を繰り返し」です。
自分のペースで、わかるまでじっくりやること。

で、基本を理解したら、あとはひたすら問題を解いて、解き方を体に覚え込ませる。
体が解法パターンを覚えるにつれて、頭は問いの本質(考え方)を理解するようになります。


これって、弁理士試験の勉強もまったく同じですね。

予備校のテキスト以外には手を出さないこと。

基本講義でしっかり基礎を押さえたら、そのあとはひたすら過去問や答練。
問題を解いているうちに、法的な思考パターン(=リーガルマインド)がだんだん身についてくる、という感じです。

基礎を押さえていないのに過去問ばかりやっても、リーガルマインドは身につかないです。
また、判例やらあれこれ手を出すと、失敗するパターンが多いようです。


知財とは関係のない知人からの相談を通じて、
学生時代の勉強も資格試験の勉強も同じだなと改めて認識しました。
プロフィール

izumi

Author:izumi
地方の企業知財部で働く新米弁理士です。
2017年に弁理士試験合格、2018年に弁理士登録。
弁理士試験のことや、知財ネタを書いていきたいと思います。

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