選択試験の科目と合格率の考察

選択試験を受験される方は、どうやって科目を選ぶのでしょうか。

私は理工系学部の出身ですが、大学卒業からずいぶん経ち理系知識がすっぽり抜けていたので、迷わず「法律」を選択しました。
法律科目は、受験機関が対策講座を開講していたので、対策しやすそうだと思ったからです。

私のように、理系出身でも法律科目を選ぶ人は多く、受験者数は法律科目が突出して多いです。

では、選んだ科目によって合格率はどのくらい違うのでしょうか。
過去5年の、科目別の受験者数や合格率の推移を見てみました。


# 公開されている受験者数や合格者数のデータから、免除者を除いて、純粋に「選択試験を受験した人、選択試験を受験して合格した人」の数を割り出しています。


# グラフはクリックで拡大できます。



選択試験 受験者数

選択受験者表

選択受験者グラフ

やはり、法律が圧倒的に多いです。
H27以前は、法律科目の中に「著作権」があり、短答の勉強の延長で受けられることから、法律(著作権)を選ぶ人が多かったです。
H28に著作権が廃止され、法律で受験するなら民法を勉強しないといけなくなったので、法律の受験者が減り理工がそれぞれ微増していますね。


選択試験 合格率

選択合格率表

選択合格率グラフ

平均的に合格率が高めなのは生物ですが、H29年には合格者ゼロで、合格率0%となっています・・・受験者数が少ないので、難しい問題が出た年に受験者全滅もありうるということでしょうか。
受験者数の多い法律は、合格率も安定しています。20%前後です。


合格率のデータによって、どの科目を選ぶかを決める人はあまりいないかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。
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不競法と特実意商の法改正

「不正競争防止法等の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。

http://www.meti.go.jp/press/2017/02/20180227001/20180227001.html


不競法については、営業秘密に関する不正競争行為が新たに条文に追加されます。

不競法は、もともと条文数も少なく出題がマンネリ化しているので、この改正が試験範囲に入ったら、すぐにでも改正箇所から出題されるんじゃないかな、と勝手に予想しています。


特実意商については、中小企業等への減免制度の導入、新規性喪失の例外期間の延長(6月→1年)や、特許料等のクレジットカード納付、意匠の優先権書類のオンライン交換制度の導入、商標出願手続きの適正化、です。

特実意商の法改正は、さほど大きなものではないようです。弁理士試験への影響もほとんどないかと思います。
それでも、受験生にとっては、条文集を買いなおしたり、あるいは変更部分を読み替えたり、面倒なものです。


私が1年目に受験したのは、特許異議申立制度や意匠の国際出願の新設と、大きな法改正があった年でした。
過去問がないので、条文を読んで、予備校の予想問題で勉強しましたが、本試ではどんな問題が出るのか?自分の勉強は十分なのか?とドキドキでした。
(大した問題は出ませんでした。1年目は出題側も様子見なのでしょう。)

短答過去問の使い方

今年短答試験を受験予定の方は、ちょうど短答対策をやっている時期かと思います。

さて、短答過去問は、何年分を何回やるべきでしょうか。

「何回もやると答えを覚えてしまって意味がないから1~2回でよい。過去問やる時間があるなら条文読め」
という意見もあれば、
「短答の問題の大半は、聞き方を変えているだけで毎年同じことを聞いている。何度でも、覚えるまででもやれ」
という意見もあるようです。


私は、「過去問を何のために解くのかを考えて、目的を達成できるまでやれ」ばよいと思います。

過去問を解く目的は、

1. 出題傾向を知るため
2. 自分がやりがちなミスを知るため
3. 本試のペース配分をつかむため

といったところでしょうか。

以下、目的別に、私流の過去問の使い方を紹介します。

-----------

1. 出題傾向を知る

過去問を解くことで、どの条文が多く問われるか、どんな問われ方がされるかがわかります。
何度も繰り返し過去問を繰かなくても、1~2回やれば雰囲気はつかめると思います。
また、雰囲気をつかむだけなら、直近の3~5年分くらいでよいかと思います。(私は手持ちの過去問集が10年分だったので10年分やりましたが)

私は、受験前年の夏、TACの基礎講義や短答逐条解説を受けているときに、講義で習った単元の過去問を一通り解きました。
この際は、解けたか解けないかは重要ではないので、特に記録もつけず、10年分の過去問と解説をひたすら読みました。


2. 自分がやりがちなミスを知る

受験年の1月~4月まで、この目的で過去問を解き続けました。
多くの問題に当たった方が、自分のミス傾向がはっきりするので、10年分やるのがおすすめです。

1回目は10年分を全問解き、間違えた問題について、間違えた理由を分析して記録を取っていきます。

具体的には、
・問題文の読み間違え(キーワードの見落としなど)の場合には、過去問集の解答ページに、該当箇所をメモ/下線
・条文がうろ覚えだった場合には、条文集に、覚えていなかった部分を赤でメモ

事例問題については、間違えた理由の分析が結構大変です。
たとえば、特許法29条の2と分割出願、優先権などを組み合わせた問題は、設問も長いし、複数の条文が関わっているので、なぜ間違えたのかよくわからないことがあります。
でも、短答のミスは「問題の読み間違え」か「条文の知識不足」のどちらかしかないはず。しっかり自分のミス原因を追及します。

こうして間違った箇所をメモしていくと、「問題文の主体要件を見落としがち」「条文の時期的要件がうろおぼえ」などと、自分のミスの傾向がわかってきます。
そして、あとで条文集を見返すと、自分の弱点箇所が全部赤でチェックされているので、うろ覚えの箇所だけ重点的に条文を読むことができます。

過去問集の2回目以降は、間違った問題を中心に解いていきます。(間違った「枝」ではなく、間違った「問題」です。)
2回目は、1回目に間違った問題だけ解きます。
3回目は、2回とも間違った問題だけ解きます。
4回目は、気分転換に全問解きます。
5回目は、1~4回目に一度でも間違った問題を解きます。

こんな感じで、間違った問題を重点的に繰り返しました。


3. 本試のペース配分をつかむ

私はこの目的では過去問を使用しませんでした。
模試で十分だったからです。

過去問を使ってペース配分を検討したい場合は、市販の過去問集ではなく、特許庁のホームページで実際の過去問をダウンロードするのがよいと思います。

1年分を3時間半で解いてみて、集中力の持続具合などを考慮して、どの科目から解くかなど方針を立てるとよいと思います。
1問目から順に解くか、得意科目から始めるのか。途中で休憩するのか、しないのか。

1年分やってみて、特に問題なく時間内に解けそうなら、それ以上やらなくてよいと思います。

弁理士試験合格に必要な「速読力」

弁理士試験に合格するために、条文の知識や、論文の構成力などが必要なのはもちろんですが、
私は、「速読力」こそが一番重要だと思っています。

速読力とは、文字として書かれた文章を速く理解する力です。


それなりに勉強してきた受験生にとっては、短答試験も論文試験も、内容が難しくて解けないことはあまりないはずです。
実際、模試や本試の結果をあとから見直して「なんでこの問題を間違えたんだろう?」と思うこと、多くないですか。

その場合、敗因は「時間に追われてじっくり検討できず、適切な判断を下せなかった」ことです。


たとえば、短答試験では、1枝を平均30秒で解いていけば、全60問(300枝)が150分で終わります。
試験時間は3時間半(210分)ですので、見直しに1時間かけられます。

でも、1枝40秒のペースだと、見直し時間が10分しかなくなります。

1枝45秒のペースだと、試験時間を15分オーバーしてしまいます。
このペースで問題を読む人が時間内に全問解こうと思ったら、細かい部分を読み飛ばすしかなくなり、ミスをするのは当然です。


私が短答を受験した際は、見直し時間で自信のない問題を解き直して、4問くらいミスを発見、修正しました。
4問って、合否への影響がものすごく大きいですよね。


論文試験も、答案構成や答案作成にしっかり時間をかけるためには、10分以内には問題文を読んで題意把握してしまいたいですね。
最近は問題が長文化していますので、ますます速読力が問われているように思います。


さて、
日本人が日本語を読むスピードは、平均して1分間に400~600字といわれています。
そして、高偏差値大学(東大、京大、早稲田など)の合格者の平均は、1500~2000字/分だそうです。

弁理士試験の合格者には、高偏差値大学の出身者が多いです。
ということは、1分1500字以上のペースで読める人がおおむね合格していると思ってよさそうです。


自分の読字スピードを知らない方は、一度計っておいてはどうでしょうか。
以下のサイトで無料で測定できます。

株式会社ザイナス 読書計測
http://www.zynas.co.jp/genius/sokudoku/sokutei.html

読書速度ハカルくん
https://www.sokunousokudoku.net/hakarukun/

短答受験地の選択

平成30年度の弁理士試験の願書請求が始まっています。
すでにインターネットで請求をした方も多いことでしょう。

今日は、「短答試験はどこで受けるか」について考察してみたいと思います。


え、そんなの、いちばん近い場所で受けるんじゃないの??

と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、「知っている人に会いたくない」という理由で、あえて遠くの会場を選ぶという人もいるようです。
特に受験者数の少ない会場の場合は、知り合いに会う可能性「大」ですので、もし会社に内緒で受けているという方は、別の会場を検討するのもよいでしょう。

参考までに、平成24~29年の受験地別の短答受験者数推移を載せておきます。

tantou_location.jpg


昨年は、仙台50人弱、福岡100人強、なので、この2会場はいかにも知り合いに会いそうですね・・・。


あとは、試験会場のアクセスも考慮したいところです。
直線距離では近いが新幹線と電車とバスを乗り継いで3時間かかる会場より、飛行機と電車で2時間の遠隔会場の方が行きやすいかもしれません。

ただし、会場は年によって変わるので、予測が難しいですね。

参考までに、過去4年の、各地の短答試験会場を載せておきます。
(東京は毎年、複数の受験会場があるので、ここでは省略します。)

大阪
H29, H28, H27: 近畿大学 東大阪キャンパス
H26: 甲南大学 岡本キャンパス

仙台
H29: 東北福祉大学 仙台駅東口キャンパス
H28, H27, H26: 東北文化学園大学

名古屋
H29: 南山大学 名古屋キャンパス
H28: 名古屋市立大学 滝子キャンパス
H27, H26: 星城大学

福岡
H29, H28: 福岡工業大学
H27, H26: 九州大学 病院キャンパス

知財パーソンの仕事服

知財パーソンの皆様、どんな服装で仕事をされているでしょうか。

特許事務所勤務の方は、
クライアントとの面談があればスーツ、それ以外の時はカジュアルだと聞いたことがあります。
個人事務所だと、部屋着レベルのラフな格好で仕事をしている方もいらっしゃることでしょう。


企業知財部の方はどうでしょう?

私の勤める会社では、社外の人と会うときは「スーツもしくはそれに準ずる服装」ということになっています。
「準ずる」は、きれい目のボトムスにジャケットを羽織るくらいでしょうか。
クールビズ期間中や女性社員にとっては、ありがたい規定です。

立場が上になるほど、スーツの日が増えます。
いつだれが来てもいいように、毎日スーツで備えているのかもしれません。

外部の人と会わない日には、オフィスカジュアルです。
ジーンズにスニーカーでもまったく問題ない社風ではありますが、知財部は社内の他部門と比べると、カジュアル度が低めで、ジーンズはあまり見かけません。


過去に開発部門にいた時は、もっとみんなラフな格好をしていました。
機材を運搬したり、工場に足を運んだりすることもあったので、効率面や安全面から、きれいな格好はなじまなかったのでしょう。
まあ、「周りがみんなカジュアルだから」というのが一番の理由かもしれませんが。

社外の人と会う時ですら、普段着で対応していました。
相手の会社も、製造や制作関係が多く、スーツではなく作業着やジャージで打ち合わせに来てました。

同じ会社でも、開発部と知財部とではだいぶ服装に対する意識が違うものですね。
開発部から知財部に異動になったときには、着るものがなくて結構困りました(笑)。

弁理士試験の勉強に使用した文房具 (定規編)

「定規編」ってなんだよ!と思われた方、すみません。

私は弁理士試験の勉強のために定規を買ったのですが、結構こだわりを持って選んだので、紹介しようと思います。

私が愛用しているのは、

イカリボシ パルカラー (16センチ)

です。


残念ながら、現在16センチは生産終了しているようで、18センチ以上の情報しか見つけられませんでした。

スミ利文具店さんのサイトで、16センチのパルカラーの紹介がありましたのでリンク貼っておきます。


私のこだわりポイント3つ:

本体が透明
裏が透けて見えた方が、線を引くときに便利だからです。
半透明より透明の方がよく、絵柄がないのがベターです。

15cm程度の長さ
A4のテキストに下線を引く際、12cmでは短すぎます。
筆箱に入れて持ち歩くことを考えると、18㎝では長すぎます。

薄くてしなやか
テキストに下線を引くだけでなく、テキストの勉強中のページにはさんでしおり代わりにするため、なるべく薄いものがよいです。


この3つの条件を満たすものがなかなかなくて、文具屋をかなり探し回りました。
ようやく条件にぴったり合うパルカラーを見つけたときは、「よっしゃ!」と思いました。

しかも、驚きのプライス、80円です。

西敬さん、ありがとう。

ちなみに「西敬」は、イカリボシブランドの文具を製造している大阪の文具メーカーですが、社名は創業者のお名前「西村敬三郎」さんから取っているようです。

実務修習の起案のやり方

実務修習の中では、「起案」と呼ばれる文書作成課題があります。
年末年始に取り組み、集合研修が始まる前までに提出します。

特許では、「クレーム」「明細書」「意見書・補正書」の3種類。
意匠では、「願書・図面」「意見書」の2種類。
商標では、「調査報告書・願書」「意見書」の2種類。

提出した起案が不合格だと、集合研修の受付で、「再提出指示」を意味する封筒が渡されます。
封筒を受け取った人は、その日の講義をしっかり聞いて、学んだことを反映して起案を再提出します。


さて、実務の経験者は普段どおりに書類を作成すればよいのですが、未経験者はどうすればよいのでしょうか。

私の場合、意匠と商標は未経験だったので、次のように情報収集して起案を完成させました。

-------------

・実務修習のe-ラーニングを受ける
書類作成にあたって気を付けることや、意見書に記載すべき事項など、基本的なことをここで学びます。
すごく役に立ちました。
しかし、結構ボリュームがあるので、起案の締め切りに追われてる中で大量の講義動画を見るのは大変でした。

特許庁のホームページで、出願の手続きに関するガイドラインを見る
書式や記載ルールなどが詳しく書かれています。
「出願の手続」のPDFをダウンロードしたら、800ページ近くあって怯みました。
でも、弁理士(のたまご)たるもの、目を通すべきですね。

・インターネットで検索をかける
「意匠 意見書 書き方 ○条○項」などと入力すると、○条○項の拒絶理由に対する意見書の書き方が見つかったりします。
弁理士かどうか不明な個人のブログなども多いので、信頼性の判断は自己責任で。

J-PlatPatで過去のデータを見る
特/意/商の出願書類や、特許の意見書・補正書は、J-PlatPatで公開されています。
課題の内容に近そうなものを検索して見てみるとよいでしょう。
J-PlatPatを使う練習にもなります。

・(特許事務所や企業知財部で働いている場合)自社が扱った過去案件の書類を見る
意匠や商標の意見書など、J-PlatPatで非公開のものについては、社内で探すのもよいでしょう。

・詳しい人に聞く
その分野に詳しそうな人を探して、教えてもらうのもよいかと思います。
ただし、実務修習生同士で答案を見せ合うことは、禁止されています。

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こんなところでしょうか。

ちなみに、私は特許で2回、再提出をくらってしまいました。
実務経験のない意匠と商標は、再提出を免れました。

長年実務をやっていると、「社内特有のルール」が体に染みついてしまっているのかもしれません。

私も、特許では出題内容の裏を読みすぎた書類を作成してしまい不合格でした。
意匠と商標は、素直に聞かれたことに答えるだけのシンプルな答案を作成したのがよかったみたいです。


周囲の実務修習生を見ると、実務経験の有無と再提出回数には、さほど関係がなさそうです。
実務経験者は油断せず、未経験者は不安にならず、基本的事項を押さえたシンプルな起案を心がけるのがよいようです。



名刺と知財系資格

弁理士登録されている方は、名刺に「弁理士」と載せている方が多いでしょう。
少なくとも、弁理士資格でもって他人の手続きの代理を行っている場合は、載せないとダメだと思います。


他の資格はどうでしょうか?


知財系の資格や検定には、弁理士のほかに主だったものとして、

知的財産管理技能士 (国家資格)
知的財産翻訳検定
ビジネス著作権検定

などがあります。


これらは、弁理士と違って、「資格がなければ業務が行えない」といった性質のものではないので、名刺に表示しなくても特に問題ありません。
実際、載せている人、載せていない人、さまざまだと思います。


資格を名刺に載せるメリットは、

(1) その分野について、自分が一定以上の知識を有することを理解してもらえ、会話がスムーズに行える

(2) 権威のある資格であれば、自分の能力を証明でき、敬意をもって接してもらえる

の2つがあると思います。


(1)の例としては、
たとえば企業の開発者が弁理士と面談する際、名刺に「知的財産管理技能士○級」と記載してあれば、弁理士は基本的な特許制度の説明などをする必要がないと判断できます。
この効果を狙うなら、中級以上のレベルの資格を記載したいところです。

(2)の例としては、
たとえば特許翻訳者の名刺に「知財翻訳検定1級」と記載してあれば、そのすごさを理解できる人には「優れた翻訳者である」と認識してもらえます。
すると、意見や要望が通りやすくなったりするでしょう。仕事の依頼が来たりするかもしれません。
この効果を狙うなら、上級資格でないとダメですね。
上の資格の中だと、知的財産管理技能士1級、知的財産翻訳検定1級くらいでしょうか。


検定実施機関が、名刺への記載を推奨している例もあります。

ビジネス著作権検定は、合格すると、認定証とともに名刺用シールが送られてきます。
(2015年に受験した時の情報なので、現在はどうなっているか知りません。)
名刺に貼って、積極的に有資格者であることを(、そしてこの検定の存在を)アピールしてね!ということでしょう。

copyright_sticker

ちなみに、私は1枚も使いませんでした。
名刺にそこまでの余白がないのと、著作権業務をやってないのにこのシールを貼っても、何のアピールなのか意図が不明な気がしたからです。

著作権業務を日常的に行っている人は、貼ってもよいかもしれませんね。

弁理士試験の勉強に使用した文房具 (筆記用具編)

私が受験生時代を通して使用していた筆記用具は、

ぺんてる ノック式蛍光ペン (黄色)
uni JETSTREAM 3色ボールペン (赤、青、黒:0.5mm)

の2本です。これだけです。


両方ともノック式なので、使用時にキャップを外したりはめたりする手間もなく、便利でした。


使い分けマイルールは以下のとおりですが、ザックリいうと「黄=講師の指示、赤=重要、青=補足」です。

・蛍光ペン(黄マーカー)
予備校の先生の指示に従って、テキストの「暗記必須箇所」にマークする

・ボールペン赤
テキストや条文集の重要箇所に線を引いたり、重要事項をメモったりする

・ボールペン青
補足的事項をテキストや条文集にメモする

・ボールペン黒
論文試験の答案作成用


TACのK先生からは、テキストに「青マーカー、黄色マーカー」でマークする箇所をそれぞれ指示されましたが、私は先生が「青マーカー」と指示した箇所は、マイルールに従って赤のアンダーラインにしました。
文房具を増やしたくなかったので。

書き込みをしたテキストも条文集も、合格後にすべて処分してしまいましたが、
どんな感じだったか、写真くらいとっておけばよかったかな。

-----------

受験生の中には、条文を要件ごとに色分けするスタイルの方も多くいるようで、
試験会場では、大量のマーカーを持っている人をよく見かけました。

しかし、このやり方は私には向かないと思います。

どの色がどの要件に対応するかを覚えるのも大変そうだし、
情報の重みづけができそうにないし、
あとは、単純に、多数のマーカーを持ち替えるのがめんどくさそうだからです。

自分に合った筆記用具を見つけることは大事ですが、「どう使うか」も考えて取捨選択するとよいですね。

特許事務所の分布と、特許事務所への転職

弁理士試験に合格したら転職しよう、と考えている受験生もいらっしゃるかと思います。

東京近郊には特許事務所がたくさんあり、弁理士の求人もたくさんありますが、地方はどうでしょうか?

特許事務所の分布について調べてみました。
(2018.2.8 弁理士ナビでの検索による)


特許事務所の多い都道府県

1位 東京 (1867) 
2位 大阪 (504) 
3位 神奈川 (373) 
4位 愛知 (221) 
5位 千葉 (173) 

(カッコ内は特許事務所の件数です。)


特許事務所の少ない都道府県

1位 島根 (4)
2位 鳥取、佐賀 (5)
3位 岩手、徳島、大分 (6)
4位 和歌山、長崎、宮崎 (7)
5位 秋田、山口、熊本、沖縄 (8)


・・・10件以下しか特許事務所がない県が、13県もありました。

しかも、これらの県の特許事務所は「○○特許事務所 XX支部」となっていることも多く、東京や大阪の特許事務所に所属しつつ地方でリモートワークをされているケースではないか、と想像します。

ということは、地方では特許事務所の求人はほとんどないでしょうね。


他の県の状況を知りたい方は、弁理士ナビで「マルチ検索(特許事務所)」を選んで、事務所所在地を指定して検索してみてください。


さて、地方在住者が特許事務所に転職したかったら、選択肢は

・大都市に転居する
・遠方の特許事務所も視野に転職先を探し、遠距離通勤がんばる
・リモートワーク可の特許事務所を探す
・近くに競合がいないのでチャンス、とばかりに地元で起業する

あたりでしょうか。


若い方なら、迷わず上京を。

家庭を持っていたり持ち家があったりなどで転居が難しい方は、遠距離通勤かリモートワーク。
遠距離通勤はかなり体力を消耗するので、週に半分出勤して、半分を在宅で作業とかできれば最高ですね。
ただし、在宅勤務だと、先輩弁理士からの指導を受ける機会が少ないので、実務経験のない人には不向きです。

起業は、よっぽど営業力がある人でないと難しいでしょう。私なら選ばない選択肢です。
(競合がいないということは顧客もいない可能性大)
失敗しても経済的に困窮しない人、たとえば配偶者の稼ぎが十分あるとか、別の収入減があるとかなら、一度きりの人生ですからチャレンジもよいと思います。

実務修習(集合研修)のコース選択

弁理士実務修習の集合研修は、「会場・日程」×「分野」で、受講生の希望に応じてコース分けされます。

会場・日程は、
平成29年度は、東京4日程(金曜、土曜、夜間、集中)、名古屋(土曜)、大阪(土曜)の6つから選べました。

分野は、
「機械・電気・化学」の3つから選べます。


つまり、6日程×3 = 18 のコースの中から希望を出すわけです。


さて。

ここで考えなくてはいけないのは、

「希望者が少ない場合、そのコースは開講されない可能性がある」ことです。


たとえば、平成29年の愛知県の合格者は13名。
隣県の岐阜、長野、静岡の合計が13名なので、名古屋エリアの合格者は26名と考えられます。

この26名が「機械10名、電気10名、化学6名」のように希望が割れた場合、名古屋は全コース開講されない・・・かもしれません。
最近は合格者が減少傾向なので、(居住地域が名古屋や大阪の場合は特に)開講されないコースがあるかも、と想定しつつ、希望を出す必要があります。


一案として、どうしても特定の会場・日程で受講したいなら、第3希望まで全部同じ会場・日程のコースを書いておくという方法が考えられます。

第1希望:名古屋土曜(機械)
第2希望:名古屋土曜(電気)
第3希望:名古屋土曜(化学)

のように。

こうすると、少なくとも「名古屋」の希望は通りそうです。(名古屋の全コースが開講されない場合はどうしようもないですが)

ただし、あまりにもなじみのない分野を希望に入れると、もしその希望が採用された場合に起案で苦しむことになると思うので、おススメしません。

機械は、図を見れば物がイメージできるので、基礎知識がなくてもとっつきやすいようです。
(実際、機械コースの人数が一番多いです。実務未経験者や文系出身者が機械を選んでいるのでは、と思います。)

というわけで、電気や化学を第一希望にする人は、第二希望以下に、同日程の「機械」を入れておくのは一つの方法かと思います。



弁理士実務修習の概要

現在、私は実務修習の真っ只中です。

(参考) 平成29年度 実務修習のお知らせ (PDF)
http://www.jpaa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2017/10/01oshirase-2017jitsumu.pdf


実務修習の体験記って、あまり見かけないんですよね。
そこで、私の体験を、書ける範囲で書いてみます。
(実務修習の具体的な内容については「口外禁止」なので、公開情報の整理と、受講してみての感想が中心となります。)


実務修習とは?
弁理士業務を行う上で必須の知識や技術を身に着けるために、弁理士登録する前に必ず受けなくてはいけないコースです。
弁理士試験合格者のほとんどは、合格した年に受講します。

何らかの事情で受講できなければ(日程が海外出張とかぶってるとか、子供が生まれるとか)、次年度以降に受けても構いません。

なお、弁理士試験合格者だけでなく、弁護士資格を有する方でこれから弁理士登録しようとする人も、実務修習を受講します。
私はこの認識がなかったので、集合研修に弁護士さんがいてちょっとびっくりしました。



実務修習の内容
大きく分けると「e-ラーニング」と「集合研修」、そして集合研修の事前課題である「起案」の3つで構成されます。

・e-ラーニング
PCやスマホで、ひたすら講義動画を見ます。膨大です。
しかも、早回し再生できないので、受験生時代にウェブ講義を早回ししまくった経験のある人にとってはなかなか苦痛です。
でも、内容は非常に実用的で有益です(当たり前か)。


・集合研修

弁理士会館などに集まって講義を受けます。
事前に提出した起案の解説と、それに関するグループディスカッションが中心です。


・起案

弁理士が作成する書類を書く演習です。
実際に、特許のクレームや明細書、意匠の願書や図面、商標の商標調査報告書や願書などを作成します。
意見書や補正書を書く課題もあります。
実務経験がない人にとっては、かなり大変です。しかも、〆切までがとても短く、時間に追われます。


実務修習の日程

11月に申し込んだ後、12月半ばに必要なテキストが届いて、2月末には全課程修了なので、2か月半に凝縮されています。
かなり密度が濃いです。

具体的には、以下の流れです。

------
・11月上旬 弁理士試験合格発表
   ↓
・11月中旬 実務修習 申し込み〆切
   ↓
・12月上旬 実務修習のテキストなどが届く。
  各自でe-ラーニング開始。
   ↓
・12月中旬 開講式・ガイダンス(任意参加)
   ↓
・12月中旬~1月上旬 起案提出(全5回。毎週末に各回の〆切が設定されている)
   ↓
・1月中旬~2月上旬 集合研修(全5回)
   ↓
・2月末 e-ラーニング終了
   ↓
・3月中旬 修了式(任意参加)

------

起案の苦労や、集合研修の感想などは、別の記事で書きたいと思います。

弁理士試験の合格までにかかるお金 (6) その他

弁理士試験の合格までにかかるお金(1)~(5)では、基本的な費用を紹介してきました。
今回は、そのほかに、地味にお金がかかることを紹介します。


大きいものとしては、予備校以外での勉強にかかる費用。

代表的なのは、弁理士会の会派や特許事務所が行う口述練習会でしょうか。
予備校よりも安価で開催されるので、参加される人が多いと思います。

私は口述練習会に5回参加しました。
参加費は、東京だと、1回あたり2000~3000円くらい。
名古屋は無料でした。

参加費はリーズナブルですが、口述練習会に行くための交通費や、2日連続で開催されるものに泊りがけで参加したりもしたので宿泊費も掛かり、トータル6万円くらいかかりました。
口述練習会は、9月末~10月上旬に集中しているので、この時期は飛ぶようにお金が出ていきました。


予備校以外の勉強としては、ほかに、自主ゼミなどもありますね。
私は参加しなかったので、費用面についてはよく知りません。


ここからは、こまごました費用。


まず、切手代。
願書を提出したり、答練を提出したり。
1回あたりは数10円~数100円なので、あんまり「お金がかかっている」という認識はないと思いますが、塵も積もれば、です。


それから、文房具代。
マーカーや、論文用のボールペン、ノート、ポストイット、プリント類を綴じるファイルなど。
これも、一つ一つは少額ですが、消耗品なのでなくなるたびに買い足しが必要でした。
数千円はかかったかと思います。

便利だった文房具については、そのうち別の記事でまとめたいです。




弁理士試験の合格までにかかるお金 (5) 宿泊費

地方受験者にとっては、受験時の宿泊費も予定しておかなくてはいけません。

私は「短答、論文必須、論文選択(1年目)、論文選択(2年目)、口述」の5回、すべて前泊しました。

短答と、論文選択(1年目、2年目)は、会場が都内ではなかったのでさほど高くなく、1泊6000円前後。
論文必須と口述は、都内泊だったので、1泊10,000円くらいしました。

宿泊費はトータル4万弱ってところでしょうか。


早朝に家を出て開始時間に間に合うようなら、遠方であっても宿泊しないという選択肢もあります。

私の受験した2015年、2016年は、論文選択の会場が調布市のあまりアクセスがよくない場所だったため、論文選択に限っては前泊は必須でした。町田駅前のビジネスホテルにお世話になりました。

それ以外は、当日早朝に家を出ても間に合う会場でしたが、時間にゆとりを持って朝の支度をしたい、ということで、「念のため」前泊にしました。
都内在住の人は必要ないですね。うらやましい。


さて、ここからは、私の口述試験のホテル探し体験談です。

試験会場へのアクセスや体調管理の面からは、口述試験の行われるホテルに泊まるのが理想的です。
が、近年の口述試験会場である「ザ・プリンスパークタワー東京」1泊5万とか平気でかかります。私には無理です…。

そこで、「ホテルまで徒歩圏内のホテル」か、「ホテルまで電車1本で行けるホテル」を検討し、コスト優先で会場から徒歩10分ほどのカプセルホテルを予約しました。
(ちなみに、カプセルホテルといってもちょっとおしゃれなホテルで、1泊6000円くらい。)


が。

口述試験の1週間前になって、「関東地方に台風接近」のニュースが。
どうも、試験日程と台風直撃の日程がまるかぶりらしい。

台風の中、10分も歩きたくない。
それに、着替えなど多めに持っていきたいから、カプセルホテルよりも部屋の広いビジネスホテルの方がいい。

ということで、急きょ予算を15,000円まで上げ、大江戸線沿線のビジネスホテルを探しました。
幸い、赤羽橋駅まで10分ほどで、駅に直結したビジネスホテルを見つけ、12,000円で泊まることができました。

口述試験当日は大雨で、赤羽橋駅からプリンスパークタワーまで2分歩くだけで全身ずぶぬれになったので、カプセルホテルキャンセルしたのは本当に正解でした。

ちなみに、浜松町駅からプリンスパークタワーへの無料シャトルバスがあり、シャトルバスを使えば雨の日でも濡れずにホテルまでたどり着けます。
詳しくはホテルのホームページでご確認ください。

私は事前の情報収集が甘くて、口述が終わった後にシャトルバスの存在を知りました。(。>ω<。)ノ


弁理士試験の合格までにかかるお金 (4) 交通費

地方に住んでいる人は、交通費、侮れません。
私の場合も、受験にかかった全費用(80万円超)のうち、交通費が1割くらいを占めています。


短答の受験は、東京・大阪・仙台・名古屋・福岡の5大都市から最寄り会場を選べますが、
私の居住地は上記のどれでもないので、最寄会場まで新幹線で往復9,000円でした。


論文は、東京か大阪。
必須と選択の両方を受ける場合は2回行かなくてはいけません。

私は1年目に必須と選択を、2年目に選択を受験したので、計3回。
我が家から東京まで、1回往復すると15,000円。
15,000円 x 3回で、45,000円です。


口述は、東京。
口述試験は1回しか受験していないので、15,000円です。


ということで、試験を受けに行くだけで約7万円・・・


ちなみに、普段から遠方の予備校やゼミに通っている人は、そちらにも結構な金額の交通費がかかっていると思います。

私は通信だったので、日常的な通学は必要ありませんでした。
が、TACで「フォローアップ講義」といってWeb配信されない特別講義があり、その日だけ東京に行きました。
2回くらいだったか・・・?

このときは、交通費を抑えるために長距離バスを使い、新幹線の約半額ですみました。
安く済むかわりに時間はかかるので、予備校の音声講義をバスの中で聞いたりして、時間を有効活用しました。


大都市に住んでいる人は交通費がかからなくていいですね。


弁理士試験の合格までにかかるお金 (3) 受験料

受験料については、純粋に「12,000円 x 受験回数」だけかかります。

免除科目があっても割引なし。
一次(短答)や二次(論文)で落ちて、その先に進めなくても、返金なし。

一発合格だと12,000円ぽっきりですが、8回受けると10万近くかかるってことです。


私は3回受験したので、36,000円でした。

弁理士試験の合格までにかかるお金 (2) 書籍代

弁理士試験のために私が買った書籍について紹介します。

買ったのは、

・条文集
・短答過去問集
・論文過去問集
・口述対策テキスト

の4種類です。

青本とか改正本などは買わずに、PDFで済ませました。

そんなに高くもないのでは?と思われたでしょうか・・・?
しかし、これでも4万円弱はつぎ込んだと思います。

なぜなら、法改正に対応するため、あるいはその他の事情で、同じものを買いなおすことが何度かあるからです。


・条文集
弁理士試験の受験を決めてすぐの2014年春、まずは発明推進協会の「知的財産権法文集」を買いました。
発明推進協会を選んだのは、職場に割引チラシがあったから。
確か1000円台で買ったように記憶しています。

しかし、購入したものは最新の法改正に対応しておらず、すぐに買い替えの必要性に迫られます。

短答対策には四法対照条文集が必須だと聞き、結局2014年夏頃に、Patechの四法対照条文集を買いなおしました。
現在の版は3000円弱なので、たぶん当時も同じくらいでしょう。

最初に買った条文集はほとんど使いませんでした・・・もったいなかったです。


・短答過去問集
2015年の短答受験に向け、2014年春に、「特・実・意・商」「条約・不競法・著作権」の2冊の短答過去問集を購入しました。
10年分の体系別問題集で、LECのものです。
1冊5000円くらいなので、2冊で10000円くらい。

2015年に短答試験には合格したのですが、その後、2017年にもまた短答過去問集を買いました。

短答合格から口述受験までの間、論文選択に専念していて特実意商の知識が抜けてしまったため、復習と直近の法改正を確認する目的で、2017年の口述試験受験前に短答過去問集を購入しなおしです。

このときは、さすがに「特・実・意・商」のみにしましたが、短答合格から最終合格までに間が空かなければ必要なかった5000円の出費です。痛かったです。


・論文過去問集
私は2015年に短答合格、2016年に論文合格を目指して勉強していたので、短答受験が終わった時点でまったく論文の勉強をしていませんでした。
でも、「今年は記念受験だけど、一応過去問くらいはチェックしておくか」と軽い気持ちで買ったのが論文過去問集です。
早稲田経営出版(TAC)のもので、10年分の過去問とその模範解答が載っていました。
2018年版は7000円弱で発売されています。

結局、論文必須試験にはこの1冊だけで合格したので、高かったけど買った甲斐がありました。


・口述対策テキスト
2015年の論文受験後に、もしかして論文に受かっているかも、ということで口述の過去問集を買いました。
TACの「口述試験バイブル」です。
5000円弱です。

この後、2016年と2017年にも同じものの版違いを買うことになるのですが(汗)、それはTACの口述講座の費用に含まれていたので、書籍代としてはカウントしていません。


結論としては、「買う前に情報収集!」(最新の法改正に対応しているか、弁理士試験に向いている形式か)、「合格までに時間がかかったら買い直しになるので早期合格を目指そう」ということでしょうか。

弁理士試験の合格までにかかるお金 (1) 予備校代

今回は、弁理士試験のために予備校にかかったお金について書いてみます。

私が受講したのは、TACの下記コース。
* 参考までに、2018.2月時点のTAC受講料を青字で記載しています。
2月時点で開講されていないコースについては、記憶をもとに2017年の情報を入れています。


受験1年目 (2014申し込み)
「2年本科生+著作権」コース (Web講義) 450,000円 (2018年「2年本科生+民法」)

受験2年目 (2016申し込み)
民法トータルパック (Web講義)  75,000円 (2018年)
口述論点整理講座 (Web講義)  30,000円 (2017年情報)

受験3年目(2017申し込み)
口述論点整理講座 (Web講義)  30,000円 (2017年情報)


えー・・・ここまでで585,000円かかっている計算になります。

が、実際には各種割引が適用されたので、こんなにはかかっていません。
申込時期による割引、他の関連資格を持っている人向けの割引、他の受験期間から鞍替えした人向けの割引など、いろんな割引が用意されています。
私も、5万円以上は割引を受けたように思います。

といっても、やっぱり高額であることに変わりはないですね。

私は受けませんでしたが、口述模試なども受けると、さらに高額になります。


さて、私の場合は、以下が高額化の一因かと思います。
・選択科目を2科目分勉強したので、費用がかさんだ (著作権対策と、民法対策)
・2016年と2017年に、口述対策を2回受験した (2016年は口述対策したにもかかわらず、諸般の事情で受験見合わせ)

合格しなければ毎年予備校費用がかさむ、ということですね。
2年目からは独学という方も多いのでしょうが、私の場合は一人だとペースがつかめなかったり、自分の勉強法に不安になったりして、受験機関に頼っていました。



弁理士試験の合格までにかかるお金 (概要)

弁理士試験に合格するまでにどれくらいお金がかかるのか?

3回の受験を経て合格した自分の例を書いてみます。

最初に金額を書いてしまうと、「約84万円」でした。

・・・高!

かかるお金を、以下に分けて次回から紹介します。

(1) 予備校代
(2) 書籍代
(3) 受験料
(4) 交通費
(5) 宿泊費
(6) その他

ちなみに、一番かかったのはもちろん「(1)予備校代」で、全費用の約半分です。

しかし、それ以外も侮れない。
特に、地方在住の人にとっては「(4)交通費」と「(5)宿泊費」って、結構な出費ですので、あらかじめ想定しておく必要があります。
(私の場合、これだけで10万円以上かかりました)

受験機関の選び方

弁理士試験ではLECとTACが2大予備校だと思いますが、LECを選ぶ人の方が多いようですね。
でも、私はTACを選びました。

私がなぜTACを選んだかを紹介します。

2014年春、受験を決意した私は、ネットで調べてLECとTACが大手らしいと認識し、まずは両社にホームページから資料請求しました。
すると、TACはすぐに資料が届き、LECはその数日後に届きました。


先に届いたTACの資料を見てみると、コースが絞られていてわかりやすい。

私はゼロからのスタートだったので、基礎から短答、論文まで全部の対策ができるコースにしようと思っていましたが、
TACでそれに応えるコースは、1年本科生と2年本科生の2つだけだったので、あまり迷う余地がありません。

私は論文選択も受けなくてはいけないことや、小さい子供が2人いてあまり勉強に集中できる家庭環境でもなかったことから、じっくり勉強できる2年コースが向いていると思いました。
しかも、2年本科生だと論文選択(著作権)の対策もセットになったコースもあって、私にぴったりのコースだと思いました。

資料に載っていたテキストのサンプルページも、すっきりしてわかりやすそうで好印象。
気に入らないことは特になく、ほぼTACに心が決まりました。


数日後、LECからの資料が届きました。

LECは、コースと希望講師を選べるようで、各講師の授業のサンプルDVDがついていました。
でも、私は講義を選ぶためにDVDを見る時間がもったいないような気がして、まあTACでいいや、と、それ以上はLECを検討せずにTACに決めてしまいました。

こんな理由で、私はTACの「2年本科生+著作権 (2016年合格目標)」を受講することとなりました。


しかし、もしLECの資料が先に届いていたら、たぶんLECにしていたと思います。
LECの豊富なコースを先に見ていたとしたら、「TACコース少な!あまり力を入れてないのかな?」と思ったことでしょう(=゚ω゚)ノ

結局、どちらを選んでも、勉強するのは自分ですから、勉強を妨げられるようなマイナス要因がなければ、どこでもいいんだと思います。


ちなみに、わたしはテキストの見やすさをかなり重視しています。

・余白が多いか。フォントは読みやすいか。フォントサイズは小さすぎないか。
・見出しの階層(大見出し、中見出し、小見出し)は明確か、本文と見出しの差も明確か。
・できれば2色以上で印刷されている方がよく、紙は黄色っぽいよりも真っ白の方が好み。

テキストが好みでないと、テキストを開こうという気持ちが低下して、勉強のモチベーションも下がる気がします。
気にしない人にとっては些細なことでしょうけど。

自己紹介

企業知財部で働いている、弁理士のたまごizumiです。
このブログでは、自分のやった弁理士試験対策や、知財に関するあれこれを書いていきたいと思います。



私の知財歴
2010年 
・企業の開発部門から知財部へ異動。特許の権利化業務に従事。

2014年 
・弁理士試験を受験することを決意。TAC通信で勉強開始。

2015年 
・知的財産管理技能士 1級(特許) 合格。
・弁理士試験受験1年目。短答&論文必須に合格。論文選択(著作権)不合格。
・ビジネス著作権検定 上級 合格。

2016年 
・弁理士試験受験2年目。論文選択(民法)合格。口述受験せず。

2017年 
・弁理士試験受験3年目。口述合格=最終合格。



よろしくお願いします。
プロフィール

izumi

Author:izumi
地方の企業知財部で働く新米弁理士です。
2017年に弁理士試験合格、2018年に弁理士登録。
弁理士試験のことや、知財ネタを書いていきたいと思います。

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